Cornish Crabber 26' デビュー@Southampton Boat Show [英国より]
さて、前回のエントリーでは10日にクラバー社を訪問した様子をお伝えした訳ですが(余談がほとんどだったとはいえ)。
12日の朝5時にFalmouthを出発し、9日から行われていたSouthampton Boat Showへ行って参りました。
陸上展示場
海上展示
この日は、晴天の日曜日ということもあって朝早くからたくさんの来場者があり、クラバー社のブースへ行くも既にたくさんの見学者が。。。
クラバー社からは、Crabber 17'、Shrimper 19'、Crabber 22'そしてニューモデルのCrabber 26'が出展され、ここ数年にない勢いを感じました。
今回は、ニューモデルのCrabber 26''を紹介したいと思います。
艇の詳細スペックはCornish Crabbers LLP社のホームページをご覧下さい。
船尾から見たコクピット。
ベンチが十分深く設置されており、コーミングも十分高さがありますので、ヒールしても安心感が有りそうですね。
ベンチ間は、身長170cm弱の私でも十分に反対側に足が届き踏ん張りもききそうです。
コンパニオンウェイから見たコクピット。
ベンチの長さは2m近く有り、十分な広さです。
サイドデッキも十分な幅があり、ジブやステイスルのスライダーは端の方に設置されていますので、足下に邪魔になるものはありません。
また、マストは起倒式ですので、配線関係もデッキ部でコネクターによって簡単に取り外しが出来ます。
コーミング上部はすべて滑り止め加工になっています。と言いましても、コントロールシートはすべてコクピットにリードされていますので、コクピットを出ずに操作できます。
ハンドレール横のテークルはセンターボード操作用です。
船内はメインサロンとフォアキャビンに分かれています。
こちらの艇は、ペイント仕上げですが落ち着いたニス仕上げも出来ます。
最近の傾向としては、明るい船内が好まれるようで、こういった白を基調とした内装が増えているように思います。
コンパニオンウェイの階段は一段一段幅も広く、出入りし易くなっています。
船内はFRPによる構造物を最小限に抑え、暖かみのある仕上がりです。
独立したダブルベットのフォアキャビンは、マリーナで宿泊する際にはあって欲しいものの一つではないでしょうか?
ギャレー周辺。コンパクトなスペース納められていますので、セーリングしながらの調理は踏ん張りが利いて使い易そうですね。
トイレは独立しておりシャワー室にもなります。
エンジンは3YM20。エンジン横にもスペースが有りますのでメンテもし易そうです。
セーリング時に邪魔になるシート類はこのように整理出来ます。
分りにくいですが、前のウィンチのそばのスタンションにダブルのブロックが付いており、それぞれのシートを良い角度でウィンチにリードしています。
メインのトラベラーは後ですので邪魔になりません。
スタンディングリギンは、少し船尾方向に伸びたローワーとスプレッダーを経由したトップ、フォアステイで、バックステイは有りません。操作は簡単そうですが、ジブセールのサギングとブロードリーチ、ランニング時にちょっと不安。
その意味では、前後2組のローワーとランニングバックステイの付いたCrabber 24'の方が安心感があります。
Crabber 26'は、まだ試乗していませんので何とも言えませんが。。。
バウスプリットは、24'のように船体中央からまっすぐ伸びているのではなく、ポート側より一番伸びた状態で先端が中央に来るようになっています。
このバウスプリットは、跳ね上げ式になっており係留時に船体長を節約出来ます。
フェザリングプロペラは、オプションです。
標準は、固定三翼。
船体後方からみたCrabber 26'。
このCornish Crabber 26'が日本の海を航海するのはいつになるでしょうか?
まぁそれよりもまず、試乗してみないと。ですね。
航祐
2010-09-28 22:00
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