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HABER800 テストセーリング in スロベニア [ヨットの話題]

HABERシリーズを手がけるポーランドの造船所Yacht Serviceの代表Janusz Konkol氏より写真が送られてきました。
写真の説明には雑誌取材のためにスロベニアにて行われたHABER800のテストセーリングの模様とありました。









詳しい話を聞いたわけではないので、詳細はわかりませんがSpeed polar diagram(直訳すると速度極図式でしょうか)*1を作成するためにいろいろなリグの組み合わせを試しているのでしょうか。

航祐


*1 Speed polar diagramとは、真の風向と船の進行方向との角度、風の強さによって変わる艇の性能(艇速)を円弧状のグラフで表現したもの。


C A Marchaj 'Sailing Theory and Practice'より
水線長6m、重排水量型のヨットの場合

外側のラインは風速12m(真の風速)の下、各ヘディング角度における艇速の変化を表しています。中心からの距離が大きければ大きいほど艇速が速いことになります。内側のラインは風速12mよりも弱い場合の予測速度です。
この図は重排水量型のヨットの例ですので、ヘディング角度によって艇速の差は大きくありませんが、軽排水量艇やマルチハルではヘディング角度によってその差は歴然です。
このSpeed polar diagramは艇の性能を知るには大変効果的な手段で、そのため海外の雑誌では艇紹介の記事のなかで頻繁に掲載されています。


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